母が友達と一緒に渋谷にあるビーズのアクセサリー教室に体験入学しに行ってきたと行って、自分で作ったらしきアクセサリーを見せてくれたのです。母は、あまり器用でもなく、裁縫もミシン任せ、料理もでき合いですませるといったことも多く、見事なアクセサリーが作れるわけがないと思いました。姉も父も「誰かに頼んだのだろう」と言われて、母は不機嫌でもなく、「私が本気を出せば、これくらいはできる」と言いながら、えばって見えました。
その渋谷にあるビーズ教室は、私も聞いたことがありました。友人が通っていたからです。年齢層が若く、母のようなおばさんが習えるといったものではないと思ったけれど、メールで聞いてみました。すると「おばさんが、3人で来ていたのだけれど、すごく楽しんで作っていたから、写メを一緒に撮ってもらった」と言って送ってもらった中に、母の姿があって、本当に作っていたのがよく分かりました。それを姉と、父に言うと「嘘でしょう?」という言葉が当然聞かれたのですが、母は「だから言ったでしょう?」と当然といった態度でした。
よく見ると、雑な部分もあり、丁寧なところもあり、きっと悪戦苦闘しながら、やってもらったり、自分で作業をしたところと交互なのだろうと感じました。でも、すごく楽しそうな笑顔の母だったので、「楽しかった?」と聞いてみると「すごく面白かったわよ。また行く予定にしているの」と言います。年齢を重ねると、できることも限られる、そんな印象があったのですが、母の姿を見ていると、楽しそうに学ぶことも大切だなと思いました。今度はブレスレットを作るそうです。どんな感じのものができるのか、何だか私まで楽しみになりました。